フィールドへの貢献

JALTという団体がある。The Japan Association for Language Teaching 日本語で言うと「全国語学教育学会」。主に、日本国内で語学教育に関わる先生たちが集まっている学会である。その中で、「TESTING AND EVALUATION」というテーマにこだわる人たちの集まりがある。昨年、奈良で行われたその総会に行った際、そこの代表の方にたまたまお昼を食べていて一緒になった。ほんと、偶然。話が弾んで、その定例会に参加した。そのときには、まだ大学院への合格は決まっていなかったが、出願校についていろいろとアドバイスをくれた。自分が思っていた学科とは違う学科がUCLAにあることを発見したのも、その人がきっかけだった。日本でのネットワークは、まだまだ少ない私としては、こういったきっかけを利用してもっと勉強したいと思っていた。

東京に帰ってきてから大学院の受験を終えたころ、連絡を取ってみた。何かできることはないか?と。そしたら、ニュースレターを書くのを手伝ってほしいといわれた。もちろん英語だ。英語での貢献は自信がないというと、英語で書かれた記事によく出てくる専門用語の解説を日本語でかいてほしいと言われた。この分野にまだまだ新人の私。送られた単語はほとんど知らない。自分としてはやってみたい、でも、間違った解釈をつけて周りの人に迷惑をかけては申し訳ない。どうしよう、、、と思って信頼できる人に相談をしてみた。「自分が知らない単語がある、って悔しくない?」「それにそのニュースレターって限られた人しか読んでいないんでしょ。間違えてしまったら、それも勉強だよ。」背中を押してもらって挑戦してみた。出された課題は3つの単語。日本で書かれた統計学の本を読み、インターネットでGoogleし、なんとか解説をつけてみた。内容自体、特にはずれていることはないと思う。でも、いいのかなー、こんなんで、という不安はぬぐえない。特に、送った相手は日本人ではない。おそらく、読んでもちんぷんかんぷんだろう。ちょっと心配。でも、心配していても始まらない。やるだけやってみた。これからも勉強。