大さじいっぱい

昨日、父親は一人で親子丼を作ったらしい。
さまー:どうだった?うまくいった?
ちち:いやー、大失敗。味付けがぜんぜんうまくいかなかった。
さまー:えっ、だって書いてあったとおりにやったんでしょ。
ちち:やったさー。でもなんでだかわからないけど、味が薄くてまずかった。
さまー:おしょうゆ、みりん。大さじ何杯って書いてあったの入れたんでしょ。
ちち:うん、いれたいれた。
さまー:ねえ、ちゃんと軽量スプーンで入れた?
ちち:ううん、ふつうのカレー食べる大きなスプーン。
さまー:そりゃあ、味も薄くなるはずだ。軽量スプーンの大さじと、ふつうのスプーンの大さじでは、量がぜんぜん違うじゃん。
ちち:えっ、そうなの?ぜんぜん知らなかった。
と言って、台所に試しに行った父。
ちち:軽量スプーンの半分ぐらいだった。。。><きっと、今までいろいろやってみた料理がまずかったのは、そのせいに違いない。
いや、気づかないか?ふつう。まあ、全部まずかったのがそのせいかどうかは知らないが、まともな料理になる日までは、まだまだ遠い道のりがありそうなちちであった。