気がつけば11月

先週は、10月だというのに帽子に手袋までしてしまい、これからの寒さにどう対応しようかと悩み始めたというのに、今週はうって変わってさわやかな秋の風が吹く。こんな天気が続けばよいが。。。それは、非現実的な夢であることは十分承知している。
10月の後半は学期の真ん中。つまりは、「中間テスト」の時期なわけである。テストといっても、ふつーの筆記試験のようなものもあれば、小論文のようなものもある。私の場合、5科目のうち3つでテスト、1つで小論文がこの2週間で立て続けにあった。
小論文、英語では「Mid-term Paper」というものであるが、実は、これは予定されていなかったものだ。アメリカの大学では、学期の最初にシラバスという講義の概要を配布する。その中には、そういったスケジュールで講義が進められ、テキストの何ページを読まないといけないとか、中間試験や期末試験はいつ、論文の提出はいつ、最終的な成績はどういった割合で決まるかなど、細かい概要が書かれている。
あれは、10月も入ってまもなくのクラスのある日:
おしゃれ教授:来週宿題を出します。
(まあ、宿題ぐらいは、シラバスに書いていないことも多い。まあ、しょうがないだろう。)
そして翌週
おしゃれ教授:やっぱり宿題は来週にします。
(えー、予定してたのに。。。でも、まあ、いっか。)
そして翌週
おしゃれ教授:Mid-term Paperの課題を出します。提出期限は来週です。
(え?いや、宿題でしょ?Mid-term Paper?いや、聞いてないし。宿題とMid-term Paperでは、ぜんぜん重みが違うんですけど。そんな予定、シラバスに書いてないし。)
と、クラスの誰もが思っていたに違いない。その証拠に何人かが、しつこく提出期限を聞いていた。くしくもそれは、中間テストが集中する週。最初からわかっていた課題ならともかく、そんな降って沸いたような課題に一番手間をかけられない週だ。この教授、あなどれない。