トロント2日目

昨日の濃い霧は晴れ、どんよりと曇っていたいたがなんとかお天気は持ちそう。いろいろとガイドブックで検討した結果、Royal Ontario Museumという博物館へ行く。最上階はギリシャ、エジプト、イスラム文明についての展示。土器や武器、工芸品など数多くの展示品があった。圧巻は、エジプトエリアにあったミイラ。人のミイラもあれば、手のひらサイズのワニのミイラもあった。おどろくことに、撮影禁止ではなかったが、さすがにミイラは写真に納めるのは遠慮しておくことにした。
2階は哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫などに分かれた展示。こちらは、おそらく、本物ではない。ただ雑然と動物がガラスケースの中にいるだけで、いまいち、その意図はよくわからない。
1階は特別展示コーナー。中国、韓国、日本のものの展示。しかし、歴史の長さのせいか、中国のエリアが圧倒的に大きい。さすがだ。日本は、数は少ないものの、よろいや御所車など、外国人には興味深い展示があったように思う。そして、残念だったのは韓国。素人の私から見るとおよそ韓国らしいとはいえない食器や絵などの展示品が数点。ちょっとさびしかった。
こういった博物館に来て思うのは、いつも途中であきる。一つ一つの展示には、それは丁寧な説明書がついている。しかし、それを一つ一つ読んでいたのでは、到底回りきれない。最初はそれでも、一所懸命近づいて読んだりもするのだが、やはり、途中から疲れるし、みんな同じに見えるし、正直、どうでもよくなってしまうのだ。
一つ一つの展示品の背景にあるものを少しでもわかってもらおうと考えた博物館の人には大変申し訳ない、と思うのだが、もっと、歴史に興味があっていろいろと頭の中で結びつけられると、きっともっと面白いんだろうな。