トロント1日目

今日は、兄夫婦を訪ねカナダ、トロントへ。
ラガーディアの空港へは、寮の近くにあるバス亭から1本。$2.00で行けるのだから、お得だ。
フライトの時間はほんの1時間40分。なのに、国際線なので3時間前にチェックインできるように出発する。それって、なんか、変。
ニューヨークはここ2日の雨がうそのように晴れていた。定刻に出発し、順調にトロント空港の上空へ。そこへ、パイロットからのアナウンス。
「霧が濃いため、しばらく上空で待機します。」
確かに、窓から見ると、もすごい雲の量だ。
・・・かれこれ、1時間ぐらいぐるぐると空港の上を回っていただろうか。
「霧が濃いため着陸できません。代わりにバッファロー空港に着陸します。」
えーーー、そうなんですか。
空港に到着すると、、、
「霧が晴れる様子がないので、バスでトロントへ向かいます。バスが1時間後に到着しますので、預けたスーツケースを引き取りロビーでお待ちください。トロントへは約2時間ほどかかる予定です。」
げ、、、あと3時間は到着しないということね。。。1時間40分の小旅行のつもりが、とんでもないことになってしまった。
おまけに、待てど暮らせど、スーツケースが出てこない。カウンターで調べてもらうと、、、
「まだ、ニューヨークにあるみたいですね。」
と、さらっとのたまった。
ちゃんと3時間前にチェックインしているのに、なんで、まだニューヨークなんだ〜!!
と、ここで怒っても体力の無駄なので、冷静にトロントの兄の家へ送ってもらうように手配する。
1時間半後にやっとバスが到着。カナダとの国境では、一人ひとりスーツケースまですべて入国審査窓口に持って行け、という指示。思ったより厳しい。私は、手荷物だけになってしまったので、さっさと窓口に行きパスポートを差し出す。
審査官「荷物はそれだけ?」
さまー「そうです。」
審査官「スーツケースとかないの?」
さまー「あったけどなくされました!!」(すでにちょっと憤慨気味)
審査官「なんでカナダに行くの?、アメリカでは何しているの?」
と矢継ぎ早に聞かれる。アメリカでは学生だといって、学生ビザを見せると
審査官「航空券代はどうやって払ったの?」
さまー「日々の生活費から。」しかし、内心(おーきなお世話だよ、そんなの。)と思っていた。

結局、3時前には到着する予定が、トロントの空港に着いたのは夜8時半。そして、ちょうど同じころに到着したスーツケースを無事手に入れて、やっと、私の大冒険な1日は終わったのである。でも、今思うと、次のフライトまで待ったほうが早かったんじゃないの?とも思ったりして。