どちらへ?

今朝、出勤のため駅で電車を待っていると、いつもより早い時間についたので1本前の電車がホームに入ってきた。
「ニューヨーク行き」
私が行きたいのはニューヨークとは逆の方向の電車。ニューヨーク行きのホームは逆のはずである。
しかし、すべての電車の車両に
「ニューヨーク行き」
えーーーっ、私、ホーム間違えた?
あたりを見回しても、みんな、何事もなかったのように乗っていく。いいんですか?ニューヨークに行っちゃっても?
結局、私は、いつも同じ電車に乗る友達を待って、その電車には乗らず。
すると、あわてて駆け込んできたおばさんが、
「この電車はどこ行き?」
トレントン行き」と何事もなかったかのように答える駅員。
いや、だってニューヨーク行きって書いてあるじゃん!確かに、走っている方向は逆だけどさ。

まあ、実は、こんなことは本当にしょっちゅうである。
例えば、NYの地下鉄。今日に限って、ここの駅には止まらない、みたいなことは日常茶飯事だが、一番びっくりしたのは、各駅停車が途中から突如として快速に変わることである。一応、アメリカ人でもよく理解できない音の割れたスピーカーで、車内放送はあるものの、i-podなんかで音楽を聴いていようものなら、
「中野の次は東中野だと思っていたのに新宿までいっちゃったよ」
みたいなものである。