図書館のセミナーに参加

アメリカの大学では、さまざまなオフィスから、さまざまな使えるセミナーが無料で提供されている。例えばキャリアセンターからは、レジュメの書き方とか、インタビューの受け方とか。TCの図書館では、リサーチの仕方とか。今回は、図書館から提供されているセミナーで、論文を書いたときの「参考文献」の表記の仕方というセミナーに参加した。これは、アメリカではかなり大きなことで、書く教授や勉強する科目などによって大きくは2-3種類の明記のフォーマットが決まっている。TCでは主にAPAスタイルというフォーマットを使用する。自分の書いたペーパーで、参考にした文献をきちんと表記しないと、「盗作」という疑惑をかけられてしまうので、とても気を使う。
しかし、この日参加したセミナーは、まれに見る最悪のセミナーだった。まず、予約の人数からしても椅子の数がぜんぜん足りない。部屋に入るとすぐに「自分で椅子を持ってきて」と言われた。
それから配布された資料。もちろん、数は足りない。そして、「間違いがあるのよね。」といきなり訂正。しかも、「これ作ったの金曜日だったらさ」と言い訳。「そんなこと知るかい!」と思った。
それから、始まったレクチャー。ハンドアウトを見ながら行うも、「ここにはピリオドがはいるんじゃないの?」「これは、順番違うんじゃないの?」「これは、さっき言っていたルールと違うんじゃない?」という、嵐のような突っ込み。結局、恐ろしくたくさんの間違いがあることを発見。しかも、言い訳がすごい。
「私が大学時代にはこのスタイルは使っていなかったので。。。」
じゃあ、講師なんてするな!と、結構みんなお怒りモードだったことは間違いない。その証拠に、1時間のセミナーで40分後には生徒は半分に減っていた。ピリオド一つの場所にもルールがあって重要だからみんな来たのに。。。私たちにも、教授に、
「ペーパー書いたの金曜日だったから疲れてたし。。。」とか
「大学時代には、APAスタイルじゃなくてMLAスタイル使ってたから慣れなくて。。。」っていう言い訳が通用するのか!
まったく役に立たないセミナーに、1時間がもったいなかったと思うのであった。と同時に、参加者の期待に添えないセミナーがこれほど悪い結果を招くといういい例であったと、自分への反面教師としようと思った。