ウッドベリーコモン

みかんさんと、そのお友達夫婦に誘われて、郊外にある巨大アウトレットモールにショッピングに行く。待ち合わせは朝の8時半。
「帰りの予定は夜9時ぐらい」
と言われ、そんなに気合を入れて行くのか?とちょっと恐れを感じつつも、久しぶりの遠出。楽しみである。しかし、遠足の前日のような気分だったのか、朝6時半になるまで寝付くことができず、朝からぐったりモードの私。
そのご夫妻。聞けば、かなりの大量なショッピングリストがあるとか。。。やっぱりこれは1日コースか。。。
1時間ほどのドライブで到着。途中では、マンハッタンでは見られない山々の紅葉がとてもきれいで、景色をみておしゃべりをしながらあっという間だった。
到着したところはとんでもなく広大な敷地に広がるブランドショップの数々。敷地内には、あまりの広さにシャトルも走る。入り口でご夫妻と別れ、私たちは、「へー」とか「ふーん」とか思いながらテンション低く敷地を歩く。ほとんど素通りだが、たまに知っているお店に入ってみる。11月とは思えないような暑いくらいの陽気に、散歩もよい運動だ。
「せっかくこんな遠くまで来たのだから、靴下くらい買って帰ろう」
と思う私。日々の生活予算に限りのある私たち。買い物に対する熱意は、まったくもってないに等しい。
しかし、そこはやっぱり女の子。この後の展開をわかっていなかった。
ふと目にした靴のメーカー「BASS」に入る。そこで、冬物ののブーツに目が行く。
「たしかに、真冬、雪が降った時用のブーツは必要だ。」
値段も7000円前後。まあまあ、お買い得。しかも、値札からさらに30%オフの言葉に、購入を決意。

その後もだんだんとエンジンがかかり、数々のお店をのぞくが、全体として遭遇する「サイズ」の問題。気に入ったものがあっても、自分たちのサイズがあることがとても少ないのだ。その後、いろいろ回っているうちに、二人のなかである一つのお店に眼が行く。
"Elie Tahari"
日本では聞いたこともない。スカートやジャケットが1つ2万から5万ぐらい(アウトレット値段で)の、ちょっとした高級ブティックだ。しかし、とにかく、このショッピングモールのブランドの数々の中で、ひときわ目立っておしゃれ。しかも、そのユニークさがとてもセンスがいい。その上、そこの売り子さん、私がスカートを試着したいと言うと、すかさず、ジャケットを持ってくる。アメリカで、コーディネートを薦められたのは初めてだ。当初自分で決めていた予算を大幅にオーバーするも、お姉さんが持ってきてくれたジャケットにほれてしまい購入。
そして、終わってみれば、開店の10時から閉店の9時まで、一日いたことになる。たいしたエネルギーだ。一方のご夫妻はと言えば、車のトランクいっぱいの戦利品。よかった。
最後は、モール内の秋の風景をおすそわけ。