i-Podデビュー

いまさら、と言われそうですが、実は日本に滞在中、友人から誕生日にi-Podをいただいたんです。出発直前だったにも関わらず、ダンボールにしまったCDを端から取り出しパソコンにインポートする私。しかし、問題なことに、肝心のi-Podが充電できない。パソコンに何時間入れてもだめ。よくよく取説を読んでみると、USBから電力を供給しないタイプのパソコンもあるとか。
「コンセントから充電できるようなやつ、買えばいいんだよ」
とそのいただいた友人にアドバイスを受け、早速、購入する。そして、一度はできた。
「おおーーー」
と思って飛行機で楽しみつつそのままアメリカに来たら、また充電ができない。
「えーー、だって、これアメリカでも使えるっていったじゃん。」そして、いろいろ試行錯誤した挙句、壁に直接入れると充電できるが、延長コードのジャックだとできない。でも、そんなのってありか?
しかし、壁から充電できたのも1.5回。というのも、2回目は、電池の半分しか充電できなかった。
「なんでーーー」
せっかくもらったのに。結局、1ヶ月、ほとんど使われることのないままに放置されたi-Pod。決して安いものではないので、なんだか、見るだけで腹が立つ。一度、国際電話で日本のヘルプセンターに電話してみた。電池の充電ができないっていっているのに、ソフトをアップデートしろだのいろいろ言ってきた。そんなの充電と関係ないじゃん。で、結局、インターネット電話だったのだが、途中で切れてしまい、また、かける気にもなれず、結局断念。
しかし、延長保証まで入って、しかも買ってからまた1ヶ月。ぜったいおかしー。店員さんの
「この保証は世界中のどのマックストアでも共通で使えます。」
という言葉にかすかな望みをかけ、思い切ってNYは5番街にそびえたつApple Storeに行ってきた。
365日24時間営業というとんでもないビルの中、日曜日の午後は観光客らしき人達でいっぱい。担当の人とお話するには、店内にあるパソコンで予約を取らねばならず、30分待ち、とのこと。
「どうせ、アメリカのサービス、期待はしてはいかん。」
と言い聞かせ、のんびりと待つことに。そして、連れて行かれたカウンター。事情を説明すること3分程度。お兄さんがいろいろとコードを組み合わせて試すこと1分。ついに、その問題があきらかに。それは、
「充電用コードの不良」
そうなんですか。。。
「すぐにお取替えします。」
(え、保証書とか、領収書とかいろいろ持ってきたんですけど。。。)
どうやら、データベースで私の登録記録を確認しているらしい。さすが、「世界中のApple Store共通です」ということだけのことはある。何も聞かれず、お金も払わず、新しいコードをゲット。しかし、このコードを持ってくるのに、相当待たされた。きっと倉庫はかなり遠い場所にあったに違いない。
このお店、混んでいて多少またされたりしたけど、店員のサービスや雰囲気はすこぶるよい。正直、日本の通り一遍等の電話応対よりよっぽど要領を得たし、無事に目的を達することができてかなり満足。世界のApple、恐るべし。なんか、Appleが根強い人気を保っているのをちょっと垣間見た気がしました。
そして、ついに、1ヶ月の放置機関を経て、やっと、i-Podを「普通に」楽しめるようになったのでした。