最後まで

昨日手配したはずのチケットは実は、他の航空会社のもので、しかも、NYまでではなく、ワシントンDCまで。
なんとなく、一抹の不安を抱えながら早めに空港についてチェックインしようとすると、
「そんな予約は見当たらない」
という。おまけに、自分たちでは対処できないので、もともとの航空会社に聞け、と追い返された。
今日帰れないと、いつ帰れるかわからない私たち。必死で、もともとの航空会社の親切にしてくれた担当者を捕まえるも、「会議中だから」とすげなく追い返される。でも、よっぽど、私たちが泣きそうな顔をしていたんだろう、会議を抜けて出てくれたその担当者、もう一方の航空会社と掛け合ってくれてなんとか席を確保。搭乗券を手にしたときの安堵感と言ったら・・・
アメリカにさえつけば、なんとかなる」
昨日からそんなことをずっと考えていた。直行便がないならば、とありとあらゆる経由便を考えていたのだ。

飛行機は少し遅れたものの無事にDCの到着。それから、バスを乗り継ぎ、NYに帰ってきたのは日付が変わっていた。それでも、やっと、帰ってきたのだ。NYまで。カンクン-NY、近いようで遠かった。

最後の最後まで、忘れられない春休みになった。